NPO活動情報コーナー
                               

NPO活動交流支援事業「四谷のために“ともにできること”を探る」

平成22年12月12日(日)に新宿NPOネットワーク協議会と新宿区との協働によるNPOと地域との交流事業を開催しました。
この事業はNPOと地域の方々との交流の場を作っていこうという取り組みの第2回目で、今回は四谷にうかがいました。地域の人々のために活動しているのに、なかなか接点がなかった地域団体とNPOがお互いの役割を上手に組み合わせて、地域をさらに発展させていくための第一歩を目指した交流会です。

 
   

新宿NPOネットワーク協議会代表理事山下馨、新宿区地域文化部地域調整課加賀美秋彦課長(写真)の挨拶から会はスタートしました。今回の交流事業の趣旨、地域団体とNPOが手を取り合うことで、創りあげられる新宿の展望についてお話がありました。
NPOの発表に先立って、山下より“NPOについて”“四谷で活動するNPOについて”の概略説明をいたしました。先日のノーベル化学賞を受賞したクロスカップリングになぞられて、地域団体とNPOという異なった物同士が結びつくことができたらというお話でした。クロスカップリングのように、ここがお互いの出会いの第一歩になって今後成果が上がれば四谷というまちにとっての大きな収穫となるでしょう。
会の司会進行は新宿NPOネットワーク協議会副代表理事樋口蓉子が担当しました。
<観光まちづくり>に関わる活動の代表として、全国路地のまち連絡協議会の木村晃郁氏に活動内容を説明いただきました。なくなりつつある身近な路地を大切にしようというミッションの元に、全国各地のまちづくりのプロジェクトやシンポジウムに携わっているそうです。身近なところで、神楽坂の取り組みや、スカイツリー見物客を見込んだ観光船の計画や、遠く八戸では屋台村をつくるなど、さまざまなまちづくりの事例を紹介していただきました。
<高齢者>に関わる活動の代表として、介護者サポートネットワークセンター・アラジンの鵜飼明弘氏に発表していただきました。活動内容は、介護者支援・セーフティネットワークの構築・地域資源マップの作成などがあります。また、新宿区との協働事業として「ほっと安心地域ひろば事業」があり、入居者の5割が1人暮らしという現状の戸山団地で月3回カフェスタイルの事業を開催し毎回30〜40人もの方が集まり、交流の場となっているそうです。介護者支援という視点から介護者の権利を保障する制度の提唱、実現に取り組むことが課題の一つだそうです。
<子ども>に関わる活動の代表として、CAPユニットの小林由美子氏、三浦真津美氏のお二人に発表していただきました。CAPユニットは、「子どもへの暴力防止」「人権教育」を目的としたプログラムをお芝居形式で届けています。今回は、子どもたち向けのプログラムを見せていただきました。子どもの周りで起きそうな出来事に対してどうしたらよいかを子どもたちに問いかけながら進みます。この日は大きな子どもが劇に参加する場面もあるという、大変わかりやすい団体紹介でした。
交流会の後半は、3グループに分かれて話し合いました。
【観光まちづくり】グループでは、四谷地区協議会の現状についての説明から始まり、山下氏の所属する粋なまちづくり倶楽部の取り組みについて、又、新宿NPOネットワーク協議会理事の来栖幹雄よりJR四谷駅創業110年記念イベントで新宿史跡めぐりの会として協力した実例等の話を受け、多くの観光資源があること、地形が珍しいことなどを特色としてPRするなど、それぞれの立場でのまちづくりについての意見が交わされました。来年NHKドラマの主人公のゆかりのお寺が四谷なので絶好のチャンスではないかという話題も出ました。
【高齢者】グループでは、町会でもNPOでも個人情報保護の壁に悩まされている現状が話されました。危険や孤立を回避するために大切なことであっても善意の訪問者までシャットアウトされてしまう現状に現場の人たちは戸惑いを感じているようです。そういった現状の中でも、行政との連携によって独居生活高齢者の元気確認ができている「いきいき里の会」などの実例が披露されたれり、「地域活動に役立つ橋渡しになります。」と四谷特別出張所谷川省一所長より心強いお言葉もいただきました。今後、それぞれの立場の人たちが問題解決のために、垣根を越えてお互いが協力しあう必要性をみんなで再確認できた交流会でした。
【子ども】グループでは、どんな子どもに育ってほしいかを交えて自己紹介していただきました。グループの方々は子どもに関わる活動をされている方達で、子どもにしてあげたいことをそれぞれ立場からお話くださいました。「子どもとはいえ、ほんものを教えることの大事さ」「つながりの大切さ」などについても意見が交わされました。出席者の子どもを思う気持ちを伺い、新宿区には子どもたちの力強いサポーターがたくさんいることを知りました。
宴もたけなわの中、新宿NPOネットワーク協議会理事の横山信明より終わりの挨拶で会を締めくくりました。当初、長いかと思われました2時間30分にわたる交流会も、話を中座しなくてはいけないくらい各グループの話し合いが盛り上がっている中、終了の時間を迎えました。四谷というまちがこれからますます住みやすく、活気あるまちとなるのに、地域団体とNPOとで手をつなぐ事は必要です。今回がその第一歩になることを期待します。

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