特定非営利活動法人 粋なまちづくり倶楽部
                               

「志らく冬の会」

 一席目の「浮世床」には文句なしの大爆笑。髪結床は庶民の憩うサロンだったんでしょ うね。続いて何と言ってもこの日の目玉、志らく師匠の「庖丁」にしびれました(オバサン的表現かな?)。余り普段は聴けない噺なので、ついつい昔の録音テープでの圓生さんのと比較してしまいました。清元の師匠の色っぽさや音曲の節回しなどの点ではやはり圓生師の域にまでは迫れないものの、志らくさんは独自の工夫で、艶っぽい人情の機微をより身近なものに思わせてくれました。

 でもこんなことがもし現実に起ったなら、ドロドロとしたイヤァな気分にさせられてしまうのに、落語の力はスゴイ!登場するオンナもオトコも綺麗で、どこか「粋さ」を感じさせてくれます。噺の途中で歌舞伎「与話情浮名横櫛」の「源氏店」の舞台を思い浮かべていました。

 「庖丁」も菊五郎、三津五郎、福助なんかの顔合わせでやると、素敵なお芝居になると思 いませんか?

 それにしても志らくさん、ますます楽しみな噺家さんですね。若々しいテンポとスマートさの志ら乃さん、実直そうな滑稽味のらく太さんもこれから大いに期待したい噺家さんだと思いました。

2006/01/26 文・写真:神楽坂がん子


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